こっちへおはいり
『本屋でなんとなく手に取り、気になりつつも購入せず。』ってのを3回くらい繰り返してから購入した本。
OLさんと落語を中心に話が展開していくのだが、そもそも俺は落語を聞くのは好きだけど、詳しくはない。浅い知識で読んで、楽しめるか不安だったので、購入せずという繰り返しをしていたわけで。
実際に読んでみて、『もっと詳しかったら、もっと楽しめたのにな。』という感想も残ったことは言うまでもないです。ついでに言えば、『また浅草に落語聞きに行こう。』と思ったくらい、落語の面白さも再確認できて、楽しみ方は人それぞれな本であると思う。
まぁ、主題としては『落語』よりも『生き方・考え方』という要素が強く、自分自身を振り返りながら読み進めていくことのできる内容だったので、とても良かったですね。
一番心に残った感想は、『同じコトでも、受け取り方でまったく別の気分になる。』ということ。エリがそれまでイライラしていたはずのことでも、落語頭で受け取ると楽しくなれる件では、『自分も、こんな風に日常を感じていきたい。』と思えました。いつもの自分は、シュンに近い頭をしているので、たぶん周りはエリみたいに感じている部分があるんだろうなと。。。ちと反省orz
どの程度、実践できるのかは別として、落語頭を自分の中に取り入れていき、日々を楽しく受け取り、いろんな側面を見ていくことのできる人間になっていこう。
余談ですが、電車の中で読んでいつの間にか『寿限無寿限無〜』などと呟いてしまうと、完全に変な人になってしまうので、気を付けましょうwww
OLさんと落語を中心に話が展開していくのだが、そもそも俺は落語を聞くのは好きだけど、詳しくはない。浅い知識で読んで、楽しめるか不安だったので、購入せずという繰り返しをしていたわけで。
実際に読んでみて、『もっと詳しかったら、もっと楽しめたのにな。』という感想も残ったことは言うまでもないです。ついでに言えば、『また浅草に落語聞きに行こう。』と思ったくらい、落語の面白さも再確認できて、楽しみ方は人それぞれな本であると思う。
まぁ、主題としては『落語』よりも『生き方・考え方』という要素が強く、自分自身を振り返りながら読み進めていくことのできる内容だったので、とても良かったですね。
一番心に残った感想は、『同じコトでも、受け取り方でまったく別の気分になる。』ということ。エリがそれまでイライラしていたはずのことでも、落語頭で受け取ると楽しくなれる件では、『自分も、こんな風に日常を感じていきたい。』と思えました。いつもの自分は、シュンに近い頭をしているので、たぶん周りはエリみたいに感じている部分があるんだろうなと。。。ちと反省orz
どの程度、実践できるのかは別として、落語頭を自分の中に取り入れていき、日々を楽しく受け取り、いろんな側面を見ていくことのできる人間になっていこう。
余談ですが、電車の中で読んでいつの間にか『寿限無寿限無〜』などと呟いてしまうと、完全に変な人になってしまうので、気を付けましょうwww
レインツリーの国
レインツリーの国 〜有川 浩〜
図書館戦争シリーズから興味を持って買った本。
中途難聴の女の子と健聴者の男の子の話。
男の子の発想と、女の子の発想がうまく描かれていて、そのすれ違いも描かれていて。
考え方が違うからこそ、お互いに想いあっているのにすれ違ってしまう部分があり。
現実でもこういうことってあるよなぁって思いながら読みました。
相手の考えていることがわからず不安になったり、喧嘩になったり、変に勘ぐってしまい、気を遣ったつもりが、結果として空回り。俺も何度それでへこんだことか(笑)
けれど、大前提としてお互いを想っているからこその仲直りとか、うまくいくことがあったりで、よく言えばハッピーエンド。悪く言えば、安い恋愛ものといった感じでした。
ただ、男の子の父親とのエピソードは、似た経験をしているので、痛かった。
ずっと考えないようにしていた過去だっただけに、自分と重なった瞬間は、ほんときつかったです。
あとは、障害を持つ知人も少なくないので、いろいろ考える部分がありました。
そんな感じで、本編とは全然関係のないことをいろいろと想いながらも、軽く読み終わるボリューム。
ちょっとした時間を潰すためには、さらりと読み終わるので良かったですね。
図書館戦争シリーズから興味を持って買った本。
中途難聴の女の子と健聴者の男の子の話。
男の子の発想と、女の子の発想がうまく描かれていて、そのすれ違いも描かれていて。
考え方が違うからこそ、お互いに想いあっているのにすれ違ってしまう部分があり。
現実でもこういうことってあるよなぁって思いながら読みました。
相手の考えていることがわからず不安になったり、喧嘩になったり、変に勘ぐってしまい、気を遣ったつもりが、結果として空回り。俺も何度それでへこんだことか(笑)
けれど、大前提としてお互いを想っているからこその仲直りとか、うまくいくことがあったりで、よく言えばハッピーエンド。悪く言えば、安い恋愛ものといった感じでした。
ただ、男の子の父親とのエピソードは、似た経験をしているので、痛かった。
ずっと考えないようにしていた過去だっただけに、自分と重なった瞬間は、ほんときつかったです。
あとは、障害を持つ知人も少なくないので、いろいろ考える部分がありました。
そんな感じで、本編とは全然関係のないことをいろいろと想いながらも、軽く読み終わるボリューム。
ちょっとした時間を潰すためには、さらりと読み終わるので良かったですね。
平面いぬ。
平面いぬ。 〜乙一〜
石ノ目・BLUE・はじめ・平面いぬ。の短編4作品の文庫本。
夏に友人から借りて読みました。その頃は課題や授業で忙しく、いろいろあって精神的にもきつかったんで、本の世界に入り込める作品との出会いはありがたかったです。
どの作品もそれぞれに好きだったけれど、個人的にはBLUEが一番好きでした。で、次が平面いぬかな。
仲間に入りたくて、いろいろ頑張るBLUEの気持ちとか、行動とか、健気さとか、読んでて痛いこともあったけれど。一番入り込めたのがこの作品でした。
はじめは、こんなことが自分にもあったら良かったなって思う部分もあり。
ちと淋しい部分もあり。
平面いぬ。は、主人公の気持ちとかがわかる部分もありながら、読んでて切ない部分も多かったです。
石ノ目・BLUE・はじめ・平面いぬ。の短編4作品の文庫本。
夏に友人から借りて読みました。その頃は課題や授業で忙しく、いろいろあって精神的にもきつかったんで、本の世界に入り込める作品との出会いはありがたかったです。
どの作品もそれぞれに好きだったけれど、個人的にはBLUEが一番好きでした。で、次が平面いぬかな。
仲間に入りたくて、いろいろ頑張るBLUEの気持ちとか、行動とか、健気さとか、読んでて痛いこともあったけれど。一番入り込めたのがこの作品でした。
はじめは、こんなことが自分にもあったら良かったなって思う部分もあり。
ちと淋しい部分もあり。
平面いぬ。は、主人公の気持ちとかがわかる部分もありながら、読んでて切ない部分も多かったです。
大きな影響を与えたメディア作品
これまでの人生において、自分に強い影響を与えたメディア作品と言えば、ラジオである。もともとラジオに興味があったわけでもなく、流行に乗ったわけでもなく、ある日、ちょっとしたきっかけで聴くようになり、そこから世界が変化していった。「あの時のラジオとの出会いが無ければ今の自分は無い」と言っても過言ではないくらい、その前後での自分自身の変化は大きいと考えている。
小学校の頃の私は、休み時間や放課後には友人と外で遊び、家の中でも走り回る子どもだった。中学生になると、運動部に所属し毎日帰宅と同時に寝落ち(玄関で靴も脱がずに寝ていた)するまで体を使い、勉強は定期試験前に必要最低限程度という生活をしていた。
ある日、技術科の授業でラジオを作った。「電子製品の構造について学習し、はんだこてを使ってみよう。」という、当時の中学校技術科では定番の内容で、学習キットの中身をそのまま組み立てれば良く、多少は音質が悪くても電波を拾えればそれで良いという程度のラジオだった。
だが、何故か私はそのラジオに興味を持った。何も考えず、もくもくと作ったラジオで、正直「持って帰っても使わないし、どうやって捨てようか。。。」と考えていたのだが、ふと「せっかくだから、何か聞いてみるかな。」と考えた。
新聞のラジオ番組欄は、その時に初めてきちんと読んだ。当然だが、放送局なんてほとんど知らない。音楽にも興味がなかった私は、端から端までざっと目を通し、NHK第2放送を選んだ。平日の夜10時45分から15分間の番組で、世界中のいろいろな物語を放送するというもので、本の世界にも興味がなかった私が何故その番組を選んだかも、今でも謎である。しかし、その番組がその後の私に大きな影響を与えた。
音だけの情報で、頭の中に想像の世界を創っていく。経験したこともない場面を音だけの情報から想像し、自分の中で世界を構築していくことの面白さを初めて知ったのである。
ラジオの世界は非常にシンプルで、かつ複雑である。
世界のすべては音だけで作られている。送り手は「日本語をメイン言語として使います。」というコードのみで、すべてを伝える。音以外の情報伝達手段はない。だからこそ、音の大小や効果音といったコンテクストを最大限に活用しながら、その世界観や臨場感、主人公の心情まで伝えなければならない。
読み手は、送られてくる「音」という記号のみから、想像力によって送り手が送ろうとしている世界を再構築していく。おそらく、まったく同じ世界を構築する読み手はいない。けれど、ほとんどの読み手が「非常に近い世界」を再構築することが出来ている。非常に近いがまったく同じではない世界になる原因としては、読み手の経験や思想をあげることができる。だからこそ、送り手は「読み手の経験や思想に左右されても芯がぶれないだけの情報」を送らなければいけない。同時に、情報が多すぎては想像力を働かせる余地がなく、聴いていてつまらなくなってしまうことにも配慮をする必要がある。
当時の私は、そんなことを考えていなかったのだが、今振り返るとあの番組は見事なまでにそれをやっていた。その証拠に、そのラジオ番組がきっかけで話をするようになった友人(それまではただのクラスメートだった)と話をすると必ずと言って良いほどに、世界観や基本設定は共通認識だが、細かい心情などは微妙にずれが生じているという状態だった。そのずれこそが彼らと話をする楽しみのひとつであり、たまには意見の相違から言い争いに発展したりという原因であった。音だけの世界から、想像力を駆使して世界を構築し、その世界そのものを楽しむ。当時はインターネットなど普及していなかったため、気になった作品を気軽に調べることもできない時代だった。だからこそ、気にいった作品は何度でも聞き、そのたびに世界を構築していく作業は、中学生の私にとって想像力を鍛える非常によい経験であったと思う。
月曜から金曜までの毎日、ラジオの前で待機して、テープに録音し、友人と感想を言い合う生活は私に新しい能力(想像力)と新たな友人を与えただけでなく、書籍の世界への入り口となった。その番組で知り、初めて自分の小遣いで購入した漫画以外の本は、今でも自分の部屋に置いてある。私の読書人生のきっかけにもなった音だけの世界は、今ではほとんど聴くことがなくなってしまったが、自分自身に大きな影響を与えたメディア作品であると思う。
(1831文字)
小学校の頃の私は、休み時間や放課後には友人と外で遊び、家の中でも走り回る子どもだった。中学生になると、運動部に所属し毎日帰宅と同時に寝落ち(玄関で靴も脱がずに寝ていた)するまで体を使い、勉強は定期試験前に必要最低限程度という生活をしていた。
ある日、技術科の授業でラジオを作った。「電子製品の構造について学習し、はんだこてを使ってみよう。」という、当時の中学校技術科では定番の内容で、学習キットの中身をそのまま組み立てれば良く、多少は音質が悪くても電波を拾えればそれで良いという程度のラジオだった。
だが、何故か私はそのラジオに興味を持った。何も考えず、もくもくと作ったラジオで、正直「持って帰っても使わないし、どうやって捨てようか。。。」と考えていたのだが、ふと「せっかくだから、何か聞いてみるかな。」と考えた。
新聞のラジオ番組欄は、その時に初めてきちんと読んだ。当然だが、放送局なんてほとんど知らない。音楽にも興味がなかった私は、端から端までざっと目を通し、NHK第2放送を選んだ。平日の夜10時45分から15分間の番組で、世界中のいろいろな物語を放送するというもので、本の世界にも興味がなかった私が何故その番組を選んだかも、今でも謎である。しかし、その番組がその後の私に大きな影響を与えた。
音だけの情報で、頭の中に想像の世界を創っていく。経験したこともない場面を音だけの情報から想像し、自分の中で世界を構築していくことの面白さを初めて知ったのである。
ラジオの世界は非常にシンプルで、かつ複雑である。
世界のすべては音だけで作られている。送り手は「日本語をメイン言語として使います。」というコードのみで、すべてを伝える。音以外の情報伝達手段はない。だからこそ、音の大小や効果音といったコンテクストを最大限に活用しながら、その世界観や臨場感、主人公の心情まで伝えなければならない。
読み手は、送られてくる「音」という記号のみから、想像力によって送り手が送ろうとしている世界を再構築していく。おそらく、まったく同じ世界を構築する読み手はいない。けれど、ほとんどの読み手が「非常に近い世界」を再構築することが出来ている。非常に近いがまったく同じではない世界になる原因としては、読み手の経験や思想をあげることができる。だからこそ、送り手は「読み手の経験や思想に左右されても芯がぶれないだけの情報」を送らなければいけない。同時に、情報が多すぎては想像力を働かせる余地がなく、聴いていてつまらなくなってしまうことにも配慮をする必要がある。
当時の私は、そんなことを考えていなかったのだが、今振り返るとあの番組は見事なまでにそれをやっていた。その証拠に、そのラジオ番組がきっかけで話をするようになった友人(それまではただのクラスメートだった)と話をすると必ずと言って良いほどに、世界観や基本設定は共通認識だが、細かい心情などは微妙にずれが生じているという状態だった。そのずれこそが彼らと話をする楽しみのひとつであり、たまには意見の相違から言い争いに発展したりという原因であった。音だけの世界から、想像力を駆使して世界を構築し、その世界そのものを楽しむ。当時はインターネットなど普及していなかったため、気になった作品を気軽に調べることもできない時代だった。だからこそ、気にいった作品は何度でも聞き、そのたびに世界を構築していく作業は、中学生の私にとって想像力を鍛える非常によい経験であったと思う。
月曜から金曜までの毎日、ラジオの前で待機して、テープに録音し、友人と感想を言い合う生活は私に新しい能力(想像力)と新たな友人を与えただけでなく、書籍の世界への入り口となった。その番組で知り、初めて自分の小遣いで購入した漫画以外の本は、今でも自分の部屋に置いてある。私の読書人生のきっかけにもなった音だけの世界は、今ではほとんど聴くことがなくなってしまったが、自分自身に大きな影響を与えたメディア作品であると思う。
(1831文字)
陽だまりの彼女
『陽だまりの彼女』越谷オサム
本屋でやたら平積みされていて、初めて手にした時は買わなかった本。
その後、どんどん平積みされている本屋が増え、置いてある数も増えていったので「そんなにいいのか?」と思って、買ってみました。
最初の部分は、安い恋愛ものという印象が強く、あまり入り込むことができず。
真緒の過去が明らかにされたあたり(半分くらい読んだ頃)から、だんだんと面白くなってきました。
読み終わった感想としては、「こういう愛され方したら幸せかも」といったところですね。
全部読んでからは嫌いじゃなかったですが、好き嫌いは個人差激しそうな内容。
で、ふと「前に誰かの短編で似た内容読んだことあるなぁ。。。」」と思って、本屋で記憶から探したら見つけました。
まぁ、よくあるラストですかね。
けれど、こんな風に深いところでつながっている相手と一緒になれたら、その期間がどれだけ短くても、それは幸せなんだろうなと思った。
浩介は、その後どんな人生をおくるんでしょうね。
そのあたりも知りたいような、そこは想像までにしておく方がいいような。
本屋のオススメ帯で買うと、個人的な嗜好のせいではずすことも多いのですが、これは好きでした。
本屋でやたら平積みされていて、初めて手にした時は買わなかった本。
その後、どんどん平積みされている本屋が増え、置いてある数も増えていったので「そんなにいいのか?」と思って、買ってみました。
最初の部分は、安い恋愛ものという印象が強く、あまり入り込むことができず。
真緒の過去が明らかにされたあたり(半分くらい読んだ頃)から、だんだんと面白くなってきました。
読み終わった感想としては、「こういう愛され方したら幸せかも」といったところですね。
全部読んでからは嫌いじゃなかったですが、好き嫌いは個人差激しそうな内容。
で、ふと「前に誰かの短編で似た内容読んだことあるなぁ。。。」」と思って、本屋で記憶から探したら見つけました。
まぁ、よくあるラストですかね。
けれど、こんな風に深いところでつながっている相手と一緒になれたら、その期間がどれだけ短くても、それは幸せなんだろうなと思った。
浩介は、その後どんな人生をおくるんでしょうね。
そのあたりも知りたいような、そこは想像までにしておく方がいいような。
本屋のオススメ帯で買うと、個人的な嗜好のせいではずすことも多いのですが、これは好きでした。



